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日本対イラン戦 勝てばいいのさ [サッカー日本代表]

 真夏の太陽が肌をつきさす。8月の炎天下、日産スタジアムのまわりをとぐろを巻いて行列が長く長く続いていた。遠くから定期的に聞こえてくる謎のチャイム音。かたつむりのように日傘の中にもぐりこむように体をすっぽり覆いかぶせる女性サポの姿も2,3ではない。灼熱地獄にありながら、サポーターの顔には悲壮感はない。ワールドカップ本大会出場が決まっている余裕からなのだろう。わたしはiPodに詰め込んだジャズを聴きながら、予想のつかない試合展開に不安を感じながら時を待った。

 席はホーム自由席、右やや後ろ側を確保。ウルトラとはずいぶん離れた場所だった。見渡すとギャルサポがいっぱいだった。モニワコールをへらへら繰り返す勘違いなギャルサポもいて不快指数が上がる。周囲の迷惑も顧みずに後半途中から友人の確保した席にコーラの入った箱をもって席に着く馬鹿ギャル。ホームのゴール裏にいても無駄。他の人に譲ったほうがよかろう。女性のほうが元気があるというが、なんかそういうことではないような気がする。日本が強かろうが弱かろうが応援してきた人たちが締め出されているように感じて久しいが、この日も同じような哀愁を感じたのだった。各チームのシーズンチケット購入者とかにチケットを配分するとか、少しは考えたほうがいいのではないかと思う。中にはまじめなギャルサポがいるのは承知の上での発言なので、真剣に怒らないでいただきたい。ただのぼやきです。

 さだまさしの「君が代」。これはなかなか良かった。しかし、まわりのサポがさだまさしのゆったりとした調子に我慢できずに彼より速いテンポで歌ってしまっていたのがなんとも・・・。「おれより先に歌ってはいけない」というさだの悲痛な心の叫びをわたしは感じ取っていたが。

 試合はお互い飛車角落ちだったこともあり、味気ない展開だった。中でもアピールしなかったらいけなかった遠藤がピッチの中で完全に埋没してしまった。(あれ? 守備的MFだから埋没したほうが良かったのか?)小笠原はいい時と悪い時のふり幅が大きいが、この日は調子が悪かった。
 イランにハシェミアンもマハダビキアもアリ・カリミもいないとまったく平凡な中東にありがちなチームになってしまっていた。ダエイは・・・。なんともいえない。フォワードの個人技にまかせっきりのスタイルには戦術もなにもなかったが、それでも得点を入れそうなチャンスが出来ていた。日本のディフェンスは対応し切れていたのか、不安を感じさせた。加地のごっつぁんゴールはコンフェデのときに神様が取り上げたプレゼントを返してもらったようなゴールだった。おめでとう!加地! 大黒のシュートはディフェンダーのクリアがキーパーに当たって入った。ラッキーだがこれも実力のうち。日本が与えたPKはこちらから見ると「なんで?」と首を傾げたくなるレフェリングだった。

 毎度のことだが、代表戦の審判はひどい。日本の選手が明らかに足をひっかえられているのに流すのに、イランの選手がシミュレーションをとられてもおかしくない転倒では笛をふく。会場はホーム仕様でもレフェリングはアウェイなのかよ? つうかなんでみんなクウェート人なんだ? AFCにおける日本サッカー協会の政治力はどうなっているんだ? 日本代表が審判の不公正なレフェリングを乗り越えてワールドカップ本大会を勝ち抜いたからよかったけども。川渕キャプテンよ、AFCの中に刺客を送り込んでくれ!




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