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サイパン・バンザイクリフ 祖父の思い出の地 [雑感]

サイパンは祖父が戦後しばらく働いていたところだという。アメリカ人がマッピポイント(marpi point)と呼んでいた崖はいつしかバンザイ・クリフと呼ばれるようになったそうだ。バンザイ・クリフ(banzai cliff)と呼ばれるようになった崖からは多数の日本人が連合軍から逃げるために飛び降り自殺をした場所という。20年くらい前まで日本人の骨が洞窟の中とか、あちらこちらに散らばっていたそうだ。

サイパンで電気工として荒稼ぎをしていた(米ドル払いで当時は1ドル360円固定レート)祖父は戦中の軍隊のナンセンスぶりや残虐さをよく話してくれる。サイパンの現地人はチャモロ語を話すそうだが、今では山の手に住んでいるのだそうだ。中国からの移民が結構多く、そうした地域は治安が悪いんだそうである。おかげで現地人は山の手に移って優雅な暮らしをしているんだそうな。去年、祖父が行ったとき、随分変わったとびっくりしていた。知人にも偶然会えたそうでいい思い出が出来たようである。

天皇サイパン訪問はスキューバをやりに来たわけでもパラシュートを楽しみにしてきたわけでもないだろう。

サイパンは戦争を経験している世代には血生臭く、我々の世代には観光スポットと映る。祖父には青春時代をすごした場所も私には遠い場所だ。


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