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今さらWBCで嫌な気分 [雑感]

 今週のニューズウィークで「マルチリンガルになるには」という記事があったので、購入してみたが失敗した。内容が薄くて話にならない。いまさら私見だが、アメリカの新聞・雑誌は総じてクオリティが下がったように感じる。USA TODAY紙が登場して大衆紙として飛躍的に部数を伸ばした辺りから高級紙が大衆化していったという話もある。

 それはおいといて、ニューズウィークに韓国人青年によるWBCを通じての日本批判の記事があった。イチローが韓国に侮辱的な発言をした、ということで韓国の人々が心を痛めたこと。それを日本人は誰も非難しなかったことといった内容だった。本当に大きなお世話である。今回のWBCで韓国人選手のフィジカルが強いこと、いい投手が多いことなどを知り、知人の間では「韓国強いねー」と絶賛していたくらいだ。イチローも韓国人の心に火を付けることはないんじゃない?くらいに思っていた。だから韓国の本気モードで2回連続で負けたときは、さすが韓国くらいに思っていた。イチロー発言は、親善試合じゃないんだから多少の因縁があった方が面白いかも、くらいには思っていたけども。

 私が日韓ワールドカップの時に非常に気分を害したのは、対戦する国を侮辱するポスターを持っている韓国人サポーターがうじゃうじゃいたことである。韓国は日本より対戦相手に恵まれていた。イタリアやポルトガル、スペインと普段なら相手にされない国と対戦できたのだから。勝ち進むことよりも一流プレーヤーとの試合そのものに価値があったと思う。日本は対戦相手がロシアとベルギー、チュニジアだ。勝ち進むにはラッキーな相手だった。でもそれだけだったように思う。それなのに世界のスーパースターを侮辱する言葉をわざわざ英語で書いてマスコミの取材を受けるたちの悪さ。あのサポーターたちのお陰でわたしの中の韓国人に対する印象は非常に悪くなった。私は冷静沈着、自己顕示欲のない韓国人の知人も知っているが、それはごく少数だ。韓国人の致命的な欠点は自己顕示欲が世界に嫌われている、ということに気づいていないところだ。救いがあるのは若ければ若いほど、こうした現実を知っている人が多いことだ。

 今回、韓国・朝鮮人の悪い面ばかり取り上げたが、情の厚い人が多く、決して嫌いというわけではない。人なつっこく仲良くなるとこれほど頼りがいのある民族はいない、と思うほどである。


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