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気に掛かる大嶺くんの今後 [雑感]

 千葉ロッテマリーンズの八重山商工、大嶺投手への交渉が開始されるが、いったいどのような結末が待っているのだろうか。大嶺投手をロッテは強行指名をした。ロッテは交渉権を獲得したが、大嶺投手は目に涙を浮かべ失望感をあらわにしていた。十代の少年に降って湧いたロッテの横やりはショックだったろう。事前に大嶺投手や監督と接触もろくにせずにルールを盾に選手を強奪しようとする姿勢には憤りを感じる。選手も人間である。ファンも人間である。人間を相手にした商売なのだからロッテはもう少し相手を思いやる行動を取るべきだった。

 私は今回の騒動でロッテへ入団拒否をした小池英郎を思い出していた。このときも指名をしないと伝えておきながらドラフト当日、強行指名をしたロッテに対する不信感が入団拒否の原因であるとの説が有力だ。ドラフトのあった1990年当時は小池騒動はちょっとしたニュースだった。ロッテが交渉権を得たことを知った瞬間の小池のガッカリした姿は今もはっきり覚えている。フジテレビの夕方のニュース番組にスタジオ生出演した金田正一監督が中継で小池に上機嫌でラブコールを送っていたのに対して、不機嫌な表情を崩さない小池の姿勢が何か気に掛かってこれもまた記憶にはっきり残っている。カネヤンも巨人戦の解説で露骨な巨人びいき、解説とも言えない自慢話で不興を買っていたし、下半身強化のランニングばかりをさせる時代遅れの指導者のイメージが付いていたから、カネヤンを嫌っていたのかもしれない。小池のかたくなな姿勢を私はそう判断したが、世間には自分の力を過信した傲慢な青年に映ったようだ。カネヤンがスポーツ番組のNANDAに出演したのを久しぶりに見たが、下半身強化の意味を解説。筋の通った説明をしており、カネヤンの主張は実は結構まともで時代遅れじゃなかったんだと感心した。ただ、カネヤンの目を潤ませた必死に説明する姿は何とも哀れではあった。

 大嶺投手がどのような決断をとるにせよ、選手にはプロ球団に入ることは一生を賭けた問題である。球団が企業本位で話を進めることだけはファンの夢を壊すことにつながるのでやめていただきたい。ロッテには誠意のある交渉をつよく望む。
 


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