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クリスマスカード、親の文章の英訳でで四苦八苦 [英語]

第一線の記者が教えるネイティブに通じる英語の書き方

第一線の記者が教えるネイティブに通じる英語の書き方

  • 作者: 伊藤 サム
  • 出版社/メーカー: ジャパンタイムズ
  • 発売日: 2001/10
  • メディア: 単行本

 父方の親戚(私のおばさん方4人ともども)が日系アメリカ人なのだが、今年になってはじめて親から翻訳してくれとの命令が下された。ぐだぐだと返事を引き延ばしている内に父親がキレて「そんなら自分で書く!」と言い出したので、しかたなく、日本語原稿を受け取った。
 しかし、まあ翻訳するこっちの気持ちを考えてくれない文章だった。日本人らしい考え方の文章に泣いた。
 「○○に引っ越してからは、こちらには会社時代の友達も多く、時々旅行やカラオケをしています。お互いに長生きしましょう」
 なんて学校で習った英文法を無視した文章なんだろうか。英語と日本語のロジックの違いというのは、「どうせそんなもの」と割り切ってしまえばなんてことはないのだが、親の意図をくんで翻訳するというのは骨の折れる課題だった。
 翻訳した文章を見た親はいちおう英語は分かるので満足げだった。普段、目や耳からはいる英語には不自由しない身分だが、いざアウトプットする身になると、意外と簡単なことを知らないものだと痛感し、ネットでいろいろ検索していたら、伊藤サムさんの本「第一線の記者が教えるネイティブに通じる英語の書き方」が引っかかった。さっそくアマゾンで取り寄せてみたら、思った以上にすばらしい本だった。

 英作文を自力でやるには身近に先生がいない人には打ってつけだと思う。著者の例題とコメントが先生役としてリードしてくれるので独学に向いている。英語に力があると自信を持っている人でも意外と自信を打ち砕かれるかもしれない。中学レベルの英語の力の人でも英語のロジックを知る機会となるだろう。中学英語でもこの本を活用することで十分に外国人に通じる話し方を身につけることが出来る。英語コミュニケーション向上に貢献する本だ。受験英語と実践英語の差の大きさをまざまざと感じさせられるだろう。本をしっかり学習すれば、ネイティブに通じる英語が身に付いていることだろう。

 ジャパンタイムズの英作文のコーナーを一冊の本にまとめたとのことで、英訳の回答を読者から募った分、投稿した読者が実際にしたミスなどがいろいろと取り上げられている。それらのミスは私たちがしやすい身近な例だ。英訳するのは思っている以上に時間も使うし、わたし自身、最後まで終わっていない。ここは著者の言うとおりに課題の日本語文をまずは英訳してみる。アドバイス通り決して読み進めないことにしている。やはり、「自分はこう思っていたけど、ああそうなのか」という驚きというプロセスを大事にしていく方が力が付くと思う。著者がこちらの意図をいかにしっかりと相手に使えるか、ということを基本として説明してくれている点は本当にありがたい。


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