私の英語の勉強法の変遷 [英語]
アメリカの英語学校に通っていた経験があります。アメリカに語学留学するとは言っても、大学受験の模試の偏差値が常に70近くにあったので英語に自信があった方ですが、留学前のTOEFLの成績は悲惨なものでした。アメリカには12ヶ月いましたが、いたら語学力が伸びるというものではありません。日本で高校も出られなかったような者がどこの英語学校でもウジャウジャいます。彼らはアメリカの英語学校の貴重な資金源です。アメリカのとんでもない片田舎に行かない限り、日本人に出くわすのは間違いないです。日本人、韓国人はどこでもコミュニティーを作りたがります。勉強をしない仲間を作ってのほほんと生活している。英語学校の比率で言うと怠け者は日本人が一番多いです。子供が語学留学したい、という親御さんは要注意です。
私の考えですが、日本にいても環境を整えれば英語力は伸びる。つまり留学は必ずしも必要ないことを実感しています。
留学前は、英語の力をつけるということがどういう意味があるか根本的に分からなくなっていました。本質的に私が必要としていたのは、相手が何を言っているのかが分かり、私の方は言いたいことを的確に言い表す能力だったのですが、受験英語に惑わされ、自分の実力がどれくらいなのかさえ理解していなかったのです。
最近になって私が考えているのは、英語で話す時に日本語が頭をもたげてはいけないということです。英語で言われたら英語で考え英語で返事をする。よく言われることですね。私は、英語で考えるというのはOSのようなものじゃないのかな、ということを漠然とながら考えています。
コンピューターはハードだけでは動きません。そこに基本ソフトと言われるOSがあって初めて起動します。OSにはウィンドウズの他にもリナックスがあります。アップルはマッキントッシュにインテルのCPUを搭載することでマックOSとウィンドウズOSを両方使える仕様にすることを発表しました。それぞれのOSは思考回路が違います。
英語と日本語の思考回路は違います。その違いを教えてくれるのが英文法であったりします。しかし、英文法の勉強の仕方がかえって会話力の成長の妨げになってしまっていたように思います。駿台予備校の伊藤和夫先生の英文法の参考書にはお世話になりました。受験を突破できたので感謝しています。
英語を日本語に訳す。または日本語を英語に訳す。英語を理解する初歩の段階では確かに大事な勉強法の一つです。
しかし、英語の思考回路に沿った実地訓練というやり方もあるんではないか。実は自分の工夫次第で独学で出来る簡単な勉強法があるのだと私は考えるようになっています。
続く
受験時代にお世話になった参考書
今の私のお薦め本
英語は「やさしく、たくさん」―中学レベルから始める「英語脳」の育て方
- 作者: 伊藤 サム
- 出版社/メーカー: 講談社インターナショナル
- 発売日: 2003/12
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