SSブログ

柳澤辞任の大合唱には疑問 [ニュース]


 柳澤伯夫厚生労働大臣が辞任するとすれば、私は賛成だが、「女は機械」ごときで辞任してしまうというのは、なんともくだらない。野党は選挙で勝つ好機だとして、マスコミは美味しいネタに飛びついて辞任の大合唱だ。しかし、国会の審議拒否という非国民なことをする野党を弁護すべきではない。審議拒否するなら日当分の税金を返還させるべきだ。「女は機械」ごときでしか政局に出来ない税金泥棒の野党を本来なら糾弾すべきなのだ。
 柳澤は女性蔑視なのではなく、そもそも人をモノとしか捉えていないところに根本問題がある。経済には強い柳沢氏を厚生労働相に据えた時点で適材適所を無視した内閣を露呈してしまったと言える。経済に強いとは言っても、日本国民が数字でしか見えていなかった、自然と庶民生活に思いが至らずに国家予算のそろばんをはじいてきたツケが今回ってきたと言っていいのかもしれない。

 小泉政権時の厚生労働大臣の坂口力氏と尾辻秀久氏は、国側に立つと言うより国民側に立って行政をおこなってきた。ノブレス・オブリュージュの言葉が合うほど、国民の声に即座に反応し身を粉にして働いてもらった。(その後の川崎二郎の人選だけは納得いかなかった)。ゆえに裁判では国側が敗北することも多く、また原告の国民との和解も多かった。国側の敗北は、役人にとっては恥辱だったかもしれないが、むしろ国民の時代がやっと到来したと私個人はうれしかった。尾辻氏の辞任時の涙は、やっと職務から解放されるほっとした涙だったと思う。柳澤氏は厚生労働相に就任して、役人の意のままにやってきた。役人からすれば、非常にやりやすい大臣だった。役人が作ったホワイトカラー・エグゼンプションは経営者からの要請も強く、経営者に近い感覚を持った柳澤氏は庶民感情を無視して押し通そうとしていた。

 安倍政権はむしろ小泉政治の反動で国民に冷たい時代の到来に見えてしまう。今さらだが、国民の福利厚生を真剣に考えてくれる政治家を厚生労働大臣に任命してもらいたい。


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(1) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。