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おれは民主党を許さない [ニュース]

国会を空転させ、日銀総裁人事を進展させず、暫定道路財源問題もなし崩しにしてしまった。民主党のやっていることはただのクレーマーである。いくら柄の悪い関西人でも相手を破滅に追いやるほど、「あくどくはない」。

私は一時でも小沢一郎を信じていたことを悔やむ。こんなろくでなしとは思ってもいなかった。振り返れば、小沢一郎の通った後はショベルカーが通った後のように形あるものがすべて跡形もなくなっている。政治はいい意味で妥協の産物でなければならない。子供の彼にはそんな大人な対応は愚かに見えて仕方がないのだろう。しかし、もっとも愚かなのは、話し合いの意味を知らず、なんでも反対の共産党となんら変わらない小沢一郎である。

マスコミもマスコミだ。福田の性格が温厚なのをいいことに、「悪いのは何でも福田」にしてしまっている。そもそも、お坊ちゃんだった安倍に総理を退いてもらって、国の今後を冷静沈着な福田に任せようということではなかったのか。
否、民主党は数にものを言わせるただの駄々っ子として、その赤っ恥を天下にさらしたのだ。天下百年の計を案ずるべきときに、私利私欲に走った魑魅魍魎なのだ! 自民党の道路族よりもはるかにタチが悪い。

解散総選挙に追い込む? 国民の審判を問う? 何を寝ぼけたことを言っているのだ! サブプライムローン問題で陰りの見えるアメリカ経済に足をとられ、一刻も早い不景気対策が望まれているのに「政(まつりごと)」ではなく、選挙の「祭(まつり)」にうつつを抜かす奴等の気が知れない。日本を奈落の底に沈ませたいのか? 

野党・民主党も巻き込んで大人な対応をする国会運営が望まれていたのではなかったのか? 福田は、自民党の選対のトップの役職に古賀を招き、古い体質を匂わせるなど、国民の目線から見ると時代遅れの観は否めない。しかし、国民の訴えに最終的には真摯に対応する姿勢はもっと高く買わなければならない。C型肝炎問題しかり、年金問題しかり。過去のろくでなしの尻拭いを焦ることなく、マイペースながら着実に対応しているではないか? 仮にも福田が何もしていないとするならば、私は彼を弁護することもないだろう。

国民に信を問うとき、民主党はかつての社会党が瓦解した以上のスケールで国民からNOを突きつけられるだろう。民主党にも良心を持って行動している人物もいる。それは桜井充だ。民主党執行部の狂った国会運営に疑問符を投げかける良識の政治家がいることは、この嘆かわしい政治状況にあって、一種の慰みを感じる。私はこの桜井充に日本の後事を託したい気持ちでいる。

しかしながら、政治の大勢はにっちもさっちもいかないところにきている。

もし、選挙選挙というなら勝負に出るがいい。

民主党よ、完膚なきまでに叩きのめしてやるからその覚悟で臨んで来い!

アブラモビッチ離婚 [ニュース]


 ↑ アブラモビッチ
 イギリスのサッカーチーム「チェルシー」のオーナー、若干40歳のアブラモビッチ氏がついに離婚に踏み切ったことが報道されている。ロシアでは最も成功したニューロシアンとして日本でも有名だが、国営企業の民営化のドサクサに紛れて、自分の資産にしてしまったもっとも悪質な税金泥棒の1人にしか私には見えない。そんなアブラモビッチが糟糠の妻に見切りを付けた。慰謝料は史上最高の額になると見られている。


 ↑ イリーナ・アブラモビッチ

 15年連れ添った38歳のイリーナさんとの間には2人の息子と3人の娘がいる。元々はフライトアテンダントだったイリーナをアブラモビッチが見初めたものだった。碧眼の23歳のイリーナは17歳に見えたという。まだアブラモビッチには最初の妻オリガ・ルィソワがいた頃だった。

 ↑ オリガ・ルィソワ

 2歳で父親が急死し、母が給仕をして育てられたというイリーナの身の上にアブラモビッチが惹かれていったのだろう。アブラモビッチ自信、孤児院の出なので、境遇に同情したところもあっただろう。そして1991年にイリーナとアブラモビッチは結婚。当時まだ無名だったアブラモビッチはその後急速に億万長者への階段を上っていった。その間に、2人には5人の子供、アルカージイ、イリヤ、アンナ、ソーニャ、アリーナが生まれた。


 ↑ ダリヤ・ジューコワ

 イギリスのタブロイド紙によると、イリーナさんへの慰謝料は20億ドルから50億ドルではないかとのこと。ロシアのヴェドモスチ紙によると3億ドルの慰謝料の他、イギリスやモスクワ郊外の住宅、ヨットや飛行機がイリーナさんに渡ったと報道されている。
 離婚の原因は25歳のモデル、ダリヤ・ジューコワさんとの浮気だと言われているがダリヤ当人は沈黙を守っている。二人の出会いはダリヤの父親の主催したパーティーとか、チェルシー対バルセロナの試合後のパーティーではないか、などと言われている。昨秋の離婚の騒ぎが持ち上がったとき、300万ドルの自宅のアパートをすぐに引き払い、モスクワのパーティーでテニスのマラト・サフィン選手とデートしている姿が目撃された。

 その後パリでアブラモビッチと歩いている姿を目撃されている。友人と一緒に「Kova&T」というブランドのジーンズを作り、ロスやロンドン、パリにブティックを出しており、女優のドリュー・バリモアなどが利用しているそうだ。彼女の事業には、アブラモビッチが資金を提供しているとの噂が流れている。ダリヤのセンスをアブラモビッチが高く買っているのだとか。また、ダリヤの父とアブラモビッチは顔見知りで、新年のパーティーにアブラモビッチは招待されたそうである。ダリヤは今はモスクワにいることが確認されている。

コムソモーリスカヤ・プラウダ(ロシア語):アブラモビッチ離婚関連記事
コムソモーリスカヤ・プラウダ(ロシア語):アブラモビッチ離婚関連記事(ダリヤ・ジューコワとは誰か)
2007/03/14-21:25 時事ドットコム:チェルシーのオーナー、アブラモビッチ氏が離婚


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アメリカの慰安婦問題非難決議など無視してしまえ [ニュース]

 黒船に乗ったペリーに恫喝され、原爆まで落とされて、すっかりアメリカに腰砕けになった日本。アメリカの一挙手一投足に怯えている様は見ていて痛々しい。

 アメリカが下院で慰安婦問題で日本に対する非難決議を採択しようとも、ほっとけばいい。アメリカという国は自国の人権状況が無茶苦茶なくせに他の国を非難するお節介な国であることを承知すべきである。
 先日、アメリカ国務省は、毎年恒例の人権報告を行い、ミャンマーや中国を非難。韓国の風俗業にもいちゃもんをつけた。こんなしょせんアメリカの暇な官僚の作った人権報告書なんだから無視すればいい。私は親戚のアメリカ人から「いま、アメリカではイスラム教徒に対する差別がひどい。見ていられない」と聞いている。先住民族のネイティブアメリカンの問題さえ解決できない人権の貧しい国なのである。それに比べれば、同和問題を日本はほぼ乗り越えたと言える。
 慰安婦の問題は民主党が過半数になった下院での政治ゲームにしか過ぎない。アメリカの民主党議員が日本人以上に慰安婦問題に詳しいわけがない。ニューヨークタイムズが書こうがワシントンポストが書こうが、そんな高級紙をアメリカ一般国民は読んでいない。それに彼らも中途半端な知識でしか批判を展開していないのである。イラク戦争が最大時の関心事の中、アメリカ国民には北朝鮮の拉致問題以上の関心事にはなり得ない。むしろ過剰反応する日本のマスコミはいいようにコントロールされているのである。われわれ国民がそれについつい振り回され動揺してしまっているのだ。
 
 むしろ問題なのは安倍首相の話し方が下手なことである。日本が戦時やった蛮行は事実で覆せない。何はともあれ、まず前置きにアジアの方々には本当に申し訳ないことをした、ということを簡略することなく丁寧に毎回謝罪すれば政治問題化せずに済む話なのである。小泉前首相にしろ、安倍前首相にしろ、中国や韓国をいたずらに刺激してしまっているのである。

 日本の反省が足りない、伝わらない。それが韓国や中国に政治プロパガンダとして上手く利用されている。いい加減、極東アジアとの友好関係を正常なものにしてほしい。


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ロシアのベテラン記者の怪死 [ニュース]

 
 ロシアの有力紙「コメルサント」のイワン・サフロノフ記者がモスクワの自宅(2階)のある高層住宅のそばで遺体となって発見された。5階と6階の踊り場から転落死したと思われている。日本をはじめ西側の新聞は色めき立って「弾圧だ!」とか「ロシアには言論の自由がない!」とか書き立てている。しかし、記者の勤めていた「コメルサント」紙では、あらゆる仮説は排除していないこと、つまり自殺もあり得る立場をとっていることだけは忘れてはならないポイントだ。たしかに家族や友人、同僚などはサフロノフ記者が自殺する動機に心当たりがないことも紹介している。また、体に残る負傷箇所は飛び降りによるもの以外は認められない、との専門家の分析も掲載されている。また、殺人事件であれば隣人が騒音や叫び声に気づいてもおかしくないのにそうした証言をする人が誰も現れないことである。また、飛び降り現場にはサフロノフ以外の靴跡や争った形跡などの証拠が何もないことである。「タミフル」ではないが、何か薬を投薬されて自殺したくなる心理にさせられたなど、という仮説も取り上げていたが、これには賛同していないようだ。自殺する動機もなく、他殺を証明するだけの証拠も全くない、全てが謎だと結論づけているのである。
 ただ、コメルサント紙による中東に向けた武器輸出のスキャンダル記事の発覚を恐れたロシアのスパイ組織による暗殺説などは完全にお笑いぐさだ。なぜ、そんな野暮なことで殺さなければならないだろうのだろうか。プーチン大統領がみずから中東に行って武器をセールスしているのだから、スキャンダルの種にもならないだろう。
 
 煽るだけ煽る西側の論調に比べ、真相に近い場所にいるコメルサント紙が落ち着いた論調である間は「疑わしきは罰せず」の立場で私はいたい。確かにロシアのマスコミが自由に報道できるような環境にないことは事実である。目に見えない迫害と戦いながらロシアの記者は頑張っているのも事実である。だからといって何かとロシアをプーチンを色眼鏡で見るのはソ連を色眼鏡で見てロシア人の実態を誤解していた時と全く変わらないではないか。

ロシア記者また不審死 兵器の違法輸出を追及 (Sankei WEB)
コメルサント紙(英語記事)


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ロシアの学校のイジメ:携帯動画でイジメの一部始終を録画 [ニュース]


ロシアの有力紙「コムソモーリスカヤ・プラウダ」ではイジメを受けた2人の少女についてリポートしている。日本のイジメは陰湿な傾向があるが、ロシアの方が凶暴というか暴走気味。

 取り上げられた記事をかいつまんで訳してみたのでここに紹介したい。

 14歳のナターシャと15歳のマーシャは2人ともチュメニという町に住んでいる。ナターシャは転校生だったが、学校でずば抜けた美しさが原因で妬みにあい、イジメを受けた。仲直りだと言われて呼び出され殴る蹴るの暴行を受け、イジメの模様も携帯の動画に撮影されたりした。イジメに耐えかねて8階の高層住宅から飛び降りたが、偶然目撃した隣人がすぐに救急車を呼んで一命を取り留めた。5日間意識不明だっが、意識を取り戻したとき、偶然に落ちてしまったとナターシャは話したが、携帯動画の存在が判明してイジメの全容が明らかになった。その後、イジメの主犯の3人のうち2人は町にいられなくなって引っ越していった。1人は謝罪をしたいとしているが、面会は当面見送られている。校長も辞任した。
 それからまもなく、再び衝撃的な事件が伝えられた。15歳の少女のマーシャもまたイジメの模様を携帯の動画に撮られていたのである。眼鏡をかけているからチュッパチャップスと言われ、モノを取られたり殴られたりした。
 ある時呼び出されて、首を締め付けられたり、髪の毛を刈り取られたりした。ナイフを首元にあてがわれ脅迫を受けた。挙げ句の果ては通行人からモノを取るようにし向けられようとされていた。奇跡的にその場に父親の車が通りかかり、全てが明らかになった。学校の先生は何も知らなかった。クラスの生徒は皆知っていた。警官はいじめた子から携帯電話を押収し携帯動画の存在を知った。イジメの映像を正視することは出来なかったと警官は語ったそうである。

イジメは日本固有のモノではない。日本のイジメは安倍首相が解決策を叫べばすぐになくなるものでもない。私たちの大人が他者への寛容な気持ち、弱者への労り、年長者への敬愛の念などを持つように自ら努力しなければ、子供たちの世界も良くはならないだろう。いまイジメを受けている子供たちには、とにかく学校時代を何とか生き抜いていけば、イジメをしてる連中とはいつかおさらばできることを理解して欲しい。社会に入ったら、イジメをするような連中にはろくな未来がないことは保証してあげる。万が一、金持ちの人生を彼らが歩んでも、弱い者イジメをして染み込んだケダモノとしての本能のせいで下克上を恐れていつも安心して生きてはいられないのである。心の中は常に平穏である試しがないのだから、彼らをうらやましく思う必要もない。


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北方領土・国後で兵士が反乱? ロシア紙報道<朝日新聞> [ニュース]


北方領土・国後で兵士が反乱? ロシア紙報道<朝日新聞>
2007年2月20日(火)21:09
 北方領土・国後(くなしり)島のロシア軍駐留地で昨年末、兵士ら約140人が反乱を起こし、3日間兵舎に立てこもる騒ぎを起こしていたと、20日付のロシア紙コムソモリスカヤ・プラウダが伝えた。北方領土がロシア本土の経済的繁栄から置き去りにされている実態が背景にあると見られる。 

 同紙によると、国後島ユジノクリリスク市郊外の兵舎で反乱が起きたのは、昨年12月22日。兵舎を訪れていた元兵士と当直将校がトラブルとなり、将校が発砲。元兵士が大けがを負ったことから、兵士らが激高し、将校らに殴るけるの暴行を加えて兵舎から追い出し、3階建ての兵舎を3日間にわたって占拠した。反乱の主導者数人が身柄を拘束されたが、多くは他の勤務地に移されたという。

 同紙は、国後島に送られる兵士の多くが、ロシアで差別的な取り扱いを受けることが多い北カフカス地方出身者で、元囚人や健康に問題がある者も多いと指摘する。これまでも住民への犯罪行為など軍紀の乱れが問題になっており、地元議会は先月、国防省に事態の改善を求めていた。

 ロシアの作家、チェーホフはシベリアを横断してわざわざサハリン島に赴き、現地で不当に扱われる囚人の現実をレポルタージュにまとめ反響を呼んだ。映画「ポチョムキン」では兵士の反乱は食事の中にウジ虫が湧いていたことからだった。反乱がきっかけでロシア帝国は崩壊し、ソ連が誕生した。今回の反乱はいったい何に結びついていくのだろうか。コーカサス地方の独立だろうか。現時点では絵空事にしか感じられないが、案外20年後くらいにはそうなっていたりするのかもしれない。
 コーカサス地方のイスラム教徒に対する差別と軍隊内のイジメは伝統的で日常的だ。反乱した兵士らは普段からモノのように扱われ、いつ死んでもおかしくない状況に置かれている。イジメによって死んでしまっても軍法会議にかけられることはないし、もし遺族によってかけられたとしても軍幹部の責任が取られることはまずない。この辺の事情はアンナ・プロトコフスカヤが詳述しているが、ロシア人の中では暗黙の了解というか常識だったりする。そういう意味では今回の反乱はよほど極限状況に陥ったからなのだろうと反乱した側に多少とも同情を覚える。
 それにしても、我が国固有の北方領土の住民は貧困の状況で中央政府から見放されている。広大な領土を持っていながら、不当に奪ったわずかな領土を返さないでおきながら、いい加減な行政を強いているなら、日本政府は早期返還を強く迫ってもいいはずではないか。

20日付のロシア紙コムソモリスカヤ・プラウダ(ロシア語)の記事
21日付のロシア紙コムソモリスカヤ・プラウダ (ロシア語)の記事(続き)


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鈍感力、なかなか良い言葉だ [ニュース]


政治は「鈍感力」 安倍政権に小泉氏助言 支持率「気にするな」(北海道新聞) 「目先のことに鈍感になれ」。小泉純一郎前首相は二十日の衆院本会議前、国会内で塩崎恭久官房長官や自民党の中川秀直幹事長らと懇談し、政権や党の運営には、内閣支持率の動向に左右されない「鈍感力が大事だ」と助言した。

  小泉前首相のアドバイス、中々いいな、と思った。今の世の中、いろんなことで気に病んでいる人が多いから、そうした人たちにも救いの言葉になっただろう。元は渡辺淳一氏「鈍感力」から来ているようである。

鈍感力

鈍感力

  • 作者: 渡辺 淳一
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2007/02
  • メディア: 単行本


 たしかに人生生きていく上で鈍感力は必要だと思う。人間として繊細な気持ちを持つことは大事だ。細やかな気持ちで配慮をすること自体は悪いことではない。学生時代、サークルでリーダーになりたがるが、実際に役職に就くと、まったく動かず人目に付くところではデカイ顔をする人たちばかりだった。そういうのが嫌いで態度を露骨に出していたし、不正は見逃さなかった。そのお陰で孤立もした。神経過敏な人間はたいてい孤立したときなどで精神に異常を来してうつ病になったりする。孤立すると自分の方が間違っているのかもしれないなどと考え出すからだ。私は幸運なことに話を聞いてくれる仲間が少なからずいたので助かった。「お前はいろんな事に気づき過ぎちゃうんだよなあ」と言った友人の言葉が今も忘れられない。このとき、鈍感であることがどれだけ気楽かということをうらやましく感じたものである。この後、社会人になっていろんなことに目をつむる技術とを覚えた。今考えれば、それが「鈍感力」なのだろう。

 世の中はえてして自分が世界の中心だと思っているものだ。自分が大した人物でなくても、それぞれいっぱしの正義感は持っている。そのくせ自分の欠点には甘いものだ。まさか自分でやっていることが嫉妬心から来る中傷だとは思わずに平気で嫌がらせをする。それにはどんな自分勝手な話でも本人なりの正当な理由があるから困ったもんだ。
 マスコミは政治家の弱みを見つけると自らの前言を平気で翻して攻撃してくる。こんな奴らはまともに相手にしない方がいいのだ。小泉前首相はそんなマスコミが飛びつきやすいネタを自ら仕込んで逆利用した頭のいい政治家であった。小泉も生まれつき鈍感であったわけではないだろう。毀誉褒貶の政治の世界を生き抜く中で、自然と身につけたものだと思う。
 日本人は腹芸や寝業、根回しを得意とする。時代が変わっても今の若者でさえ年上の世代の苦言や小言を交わすときに本能的にこれらを使っている。子供達の世界でも、教師や親にはいい顔をしておいて、同級生や下級生へのいじめを要領よくやるなんてのは「腹芸」だ。ちくられないように同級生への「根回し」をする。他人を出し抜いてのうのうと生きていく生理的に図太い人間は一生涯うつ病や精神病とは無縁である。

 このような社会にあって、図太い人間に自分の人生を振り回されないために「鈍感力」はぜひ身につけたいものである。


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小沢民主党でもダメなのではないか? [ニュース]


「忠誠心なき閣僚去れ」と苦言 の魅力あふれるタイトルに惹かれ記事を読んだが、たいしたことは書いてません。安倍政権の足並みの乱れに関するネタを読んでも、何を今さらです。しかし、たまたま発見した自民党の中川秀直幹事長の公式サイトがなかなか面白かった。中川さん、どうやら毎日コラムを書き続けているそうで、元新聞記者としての辣腕を見事に発揮されている点は非常に頼もしい限りです。愛人スキャンダルやらで生理的にはまったく受け付けなかった人ですが、少々見方が変わりました。

 それで何が面白かったか、というと「なぜ小沢は迫力に欠けるのか? なぜ自民党を追い詰めることが出来ないか」を中川さんがずばっと指摘しているからなんですね。私は小沢一郎には期待しておりました。また、私の知人には小沢一郎と仲のいい民主党の強烈な支持者もおります。歯切れがよく、単刀直入に真相をずばりとつくコメントが魅力的だった小沢さん。最近の小沢さんの精彩のなさを見るにつけ、どうしてしまったんだと思っている人も少なくないと思います。
(民主党)なぜ小沢氏は論戦から逃げるのかのコラムにそこのところが書かれています。要は小沢自身の「政治とカネ」問題と「格差問題」対策の提示という2点を小沢民主党はクリアできないと踏んでいるんですね。小沢自身が抱えているカネのスキャンダル。そして、国会で政府攻撃に利用した
格差問題」のネタがデマだったことで、小沢が強く出れば与党から逆襲を食らうのは明らかだ、と中川さんは指摘するわけです。これで私も納得いきました。小沢さんの元気がない理由が。でも最大野党が元気がないのは日本政治において本当に不幸なことです。安倍じゃダメだから民主党っていう選択肢がないのはつらいです。

 で、タイトルにつけた話ですが小沢民主党ではこのままでは今年の参議院選挙は勝てないのではないか、という気がしてきました。というか全然関係ない人たち、特にわれわれの世代が自民とも民主とも決別し新たな政党を立ち上げたほうがよっぽど話が早いんではないかと多少ユートピアっぽい観点から考えてしまいます。

 


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また流出したロシア軍のモラルハザード報道 [ニュース]


BBCニュース「性の対象にされたロシア兵」(英語)

 BBCニュースでは、ペテルブルクで先輩の兵士から男娼を強要された兵士についてロシア軍が調査を開始したことについての記事が掲載されている。内務省は当然ながら事実を否定している。今回の件がどこまでの広がりを見せるのか、私は個人的には懐疑的に見ている。BBCニュースには今回の件で動いているNGOグループ「ロシア兵士の母委員会」の背景について記載はないが、チェチェン戦争に反対してきた団体である。このようなグループの動きをプーチン大統領は快く思うわけがない。時間が経過し、関心が失われた段階で暴露した兵士は事故死という形で消される可能性も低くない。ロシアというところは住みにくい国である。

 ロシア軍の道徳観の喪失はソ連時代から続く積年の問題である。先輩の兵士が後輩に屈辱的な要求を強いたり、体罰するのは日常である。戦死よりもイジメが原因で事故死や自殺の割合が高いのがロシア軍の特徴である。あまりにも日常的な問題でロシア人の生活習慣の中に染み込んでしまっているので、ロシア国内でいじめによる新兵の死亡事故があっても取り立てて騒がれることはない。イジメのレベルが日本とロシアでは大きな差があり、日本のイジメはまだ大したことがないように思えてしまう。昨年、自宅前で殺害された女性ジャーナリストのアンナ・ポリトコフスカヤはロシア兵の置かれた状況を自著で暴露していたが、ロシア国内よりも国外への衝撃は大きかったと思う。その分、兵役の年齢に達した場合、家族は何とか徴兵を逃れようとあらゆる工作をする。身体検査で目や耳が聞こえないふりをするのは勿論、しばらく雲隠れさせて失踪したことにしてしまうことにすることもある。親が権力者である場合は幸運だ。手出しが出来ないので、兵役の間、つつがない生活を送ることが出来る。

 我々の隣国ロシアがそのような状況であることは知っていて損はないだろう。私が見るにロシアでは少年時代まで繊細だった人間ががさつ者になって帰ってくるのは軍隊の影響が大である。日本で出会うがさつなロシア人男性はおしなべてロシア軍の中でもまれてきたのだろう、と同情してあげてほしい。
 ロシア軍のモラル改革はロシア国内で大きな声では言えないが、ロシア国民にとって切なる願いなのである。

関連記事ノーバヤ・ガゼータ紙(ロシア語)
テレビ局NTN(ロシア語)
モスコフスキー・コムソモーレツ紙(ロシア語)

プーチニズム 報道されないロシアの現実

プーチニズム 報道されないロシアの現実

  • 作者: アンナ・ポリトコフスカヤ
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2005/06/25
  • メディア: 単行本

チェチェン やめられない戦争

チェチェン やめられない戦争

  • 作者: アンナ・ポリトコフスカヤ
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2004/08/25
  • メディア: 単行本


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安倍さん、自力で難局を乗り越えろ [ニュース]

 当初、マスコミから政界のプリンスともてはやされた安倍晋三総理大臣。組閣人事のやり方を小泉純一郎から伝授されたにもかかわらず、安倍さんは用いなかった。オレ流で党内をまとめ上げてみせるとの気負いもあったのだろう。ぶっ壊したはずの旧自民党体質丸出しの論功行賞の人事を内外にさらけ出してしまった。小泉さんも苦笑いせざるを得ないだろう。
 安倍さんは現在の逆境をどのように乗り越えるだろうか? 私は今回の試練を通して安倍さんが人間的に成長すれば何とかなるのではと思いたい。これまでの人生でこれというほどの波乱を経験してこなかった分、いま成長してもらう他はない。一皮むけるか、それとも現状のままじり貧で行くか。道は二つに一つだ。

 生まれてこの方、小学校から大学まで学級委員とかクラブの部長とかと縁の無かった安倍さんに求心力やサバイバル能力は身に付かなかったのは当然である。戦後、歴代の総理大臣は一流大卒の秀才か、田中角栄のような叩き上げか、どちらかであった。安倍さんのように留学経験はあっても言葉は悪いが決して一流とは言えない大学を卒業した平凡な人間が血筋だけで総理になったのはきわめて実はきわめて珍しいのだ。

 安倍さんは国会答弁や委員会の答弁で分かるとおり、まったくアドリブがきかない人である。今の安倍さんは日本を牽引するリーダーではない。ただのお飾りである。このお飾りをうまくコントロールするのが側近の役割だ。しかし、裏方がまったく機能しているように見えない。安倍さんの信頼する側近は誰か? 塩崎官房長官だろうか? 世耕弘成首相補佐官だろうか? テレビに出まくりの山本一太議員だろうか? 安倍さんは今ほどこれらの側近を頼りなく感じている時はないだろう。

 財政の危機、教育の危機、人間規範の危機を迎えている日本の指導者としては安倍さんは上品に過ぎる。もっと泥臭い生き方で底辺を知り尽くした人間が求められているのに、政界はいつものんびりで、結局我々の生活には無関心だ。


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