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大統領だってしあわせになる権利がある [雑感]

フランスの今度の大統領、サルコジさん。名前から猿を連想してしまいます。知ってるフランス人だと元F1ドライバーのアレジなんか思い出すけど、顔的にはあの系統だね。年始の記者会見で元モデルと再婚する予定だというニュースが流れた途端、お袋が、「この男キライ!」「不潔!」と叫んでました。そこまで憤ったのには何か理由があったんでしょうか? 内心笑ってしまいました。オヤジも何となく苦笑いしてたような・・・。
まあ、「大統領だってしあわせになる権利がある」と言い出したらしく、それはそれでほほえましさもあるんだが、高潔さに欠けるという意味では失望したというか。かつてのシラクやミッテランと比べると、ずいぶんアメリカナイズされたというか、俗っぽくなったというか。

同じ次元にしてはいけませんが、プロレスラーの長州力がかつて不遇から抜け出し、ライバルの藤波辰巳に勝った時のコメント「俺の一生にも、一度くらい幸せな日があってもいいだろう」 を思い出しましたよ。サルコジもなかなかもエンターテナーですな。

小沢一郎さんが、福田首相に「一番偉い人が云々」と繰り返す度に違和感を覚えます。最近の政治権力のトップは東西を問わず、高潔な人格を感じさせる人はいないですね。ゴルバチョフなんかは任期のはじめ辺りはそういう荘厳さがあったんですが。幸か不幸か分からんけど、謙虚な姿勢の福田さんに一番偉い人、っちゅう感じがどうもしないんですわ。

フランス語でノブレス・オブリュージュ(noblesse oblige)という言葉があります。裕福な者にはそのぶん義務が伴う、っちゅう意味です。つまりいざ戦争が始まったら最前線で命を犠牲にする覚悟がなきゃあかん、という高い倫理が昔のフランスにはあったんですなあ。だけど、サルコジさんのように政治権力のトップが元モデルとのウハウハして、「大統領だってしあわせになる権利がある」何て言う人が、いざっちゅう時には真っ先に逃げ出す気がしてならんのです。


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コメント 1

みみちゃん

サルコジも優れた指導者にはまだまだですな。
対抗馬のロワイヤルがもっとダメダメで、消去法で大統領になったようなもんだからなあ……。
by みみちゃん (2008-01-10 00:38) 

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