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アメリカの慰安婦問題非難決議など無視してしまえ [ニュース]

 黒船に乗ったペリーに恫喝され、原爆まで落とされて、すっかりアメリカに腰砕けになった日本。アメリカの一挙手一投足に怯えている様は見ていて痛々しい。

 アメリカが下院で慰安婦問題で日本に対する非難決議を採択しようとも、ほっとけばいい。アメリカという国は自国の人権状況が無茶苦茶なくせに他の国を非難するお節介な国であることを承知すべきである。
 先日、アメリカ国務省は、毎年恒例の人権報告を行い、ミャンマーや中国を非難。韓国の風俗業にもいちゃもんをつけた。こんなしょせんアメリカの暇な官僚の作った人権報告書なんだから無視すればいい。私は親戚のアメリカ人から「いま、アメリカではイスラム教徒に対する差別がひどい。見ていられない」と聞いている。先住民族のネイティブアメリカンの問題さえ解決できない人権の貧しい国なのである。それに比べれば、同和問題を日本はほぼ乗り越えたと言える。
 慰安婦の問題は民主党が過半数になった下院での政治ゲームにしか過ぎない。アメリカの民主党議員が日本人以上に慰安婦問題に詳しいわけがない。ニューヨークタイムズが書こうがワシントンポストが書こうが、そんな高級紙をアメリカ一般国民は読んでいない。それに彼らも中途半端な知識でしか批判を展開していないのである。イラク戦争が最大時の関心事の中、アメリカ国民には北朝鮮の拉致問題以上の関心事にはなり得ない。むしろ過剰反応する日本のマスコミはいいようにコントロールされているのである。われわれ国民がそれについつい振り回され動揺してしまっているのだ。
 
 むしろ問題なのは安倍首相の話し方が下手なことである。日本が戦時やった蛮行は事実で覆せない。何はともあれ、まず前置きにアジアの方々には本当に申し訳ないことをした、ということを簡略することなく丁寧に毎回謝罪すれば政治問題化せずに済む話なのである。小泉前首相にしろ、安倍前首相にしろ、中国や韓国をいたずらに刺激してしまっているのである。

 日本の反省が足りない、伝わらない。それが韓国や中国に政治プロパガンダとして上手く利用されている。いい加減、極東アジアとの友好関係を正常なものにしてほしい。


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ロシアのベテラン記者の怪死 [ニュース]

 
 ロシアの有力紙「コメルサント」のイワン・サフロノフ記者がモスクワの自宅(2階)のある高層住宅のそばで遺体となって発見された。5階と6階の踊り場から転落死したと思われている。日本をはじめ西側の新聞は色めき立って「弾圧だ!」とか「ロシアには言論の自由がない!」とか書き立てている。しかし、記者の勤めていた「コメルサント」紙では、あらゆる仮説は排除していないこと、つまり自殺もあり得る立場をとっていることだけは忘れてはならないポイントだ。たしかに家族や友人、同僚などはサフロノフ記者が自殺する動機に心当たりがないことも紹介している。また、体に残る負傷箇所は飛び降りによるもの以外は認められない、との専門家の分析も掲載されている。また、殺人事件であれば隣人が騒音や叫び声に気づいてもおかしくないのにそうした証言をする人が誰も現れないことである。また、飛び降り現場にはサフロノフ以外の靴跡や争った形跡などの証拠が何もないことである。「タミフル」ではないが、何か薬を投薬されて自殺したくなる心理にさせられたなど、という仮説も取り上げていたが、これには賛同していないようだ。自殺する動機もなく、他殺を証明するだけの証拠も全くない、全てが謎だと結論づけているのである。
 ただ、コメルサント紙による中東に向けた武器輸出のスキャンダル記事の発覚を恐れたロシアのスパイ組織による暗殺説などは完全にお笑いぐさだ。なぜ、そんな野暮なことで殺さなければならないだろうのだろうか。プーチン大統領がみずから中東に行って武器をセールスしているのだから、スキャンダルの種にもならないだろう。
 
 煽るだけ煽る西側の論調に比べ、真相に近い場所にいるコメルサント紙が落ち着いた論調である間は「疑わしきは罰せず」の立場で私はいたい。確かにロシアのマスコミが自由に報道できるような環境にないことは事実である。目に見えない迫害と戦いながらロシアの記者は頑張っているのも事実である。だからといって何かとロシアをプーチンを色眼鏡で見るのはソ連を色眼鏡で見てロシア人の実態を誤解していた時と全く変わらないではないか。

ロシア記者また不審死 兵器の違法輸出を追及 (Sankei WEB)
コメルサント紙(英語記事)


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民主党にも人材はいた! [雑感]

 いつも民主党に手厳しいコメントになってしまうが、久々に清々しい政治家が民主党にいることを知った。今朝、珍しくも父親とも意見が一致したところである。
 5日午後の参議院予算委員会での民主党・桜井充議員は質問の一つ一つが具体的であり、安倍首相や渡辺行政改革相をよく追いつめた。的を射た発言が多く、実りのあるものだった。評価するべき所は評価し、なお批判すべき所は批判する態度のため、与党からも野党からも野次が全く飛ばない。真剣な空気が流れていた。医者の立場から具体的な建設的な提案が様々出てきたのはとても新鮮であった。例えば、せめて10代の子供たちに対するタミフルの服用は禁止すべきではと提案してみたり、他にも障害者支援法の欠陥を具体的に指摘したりしていた。残念ながら安倍首相はタミフルと異常行動の因果関係は証明されていないとあっけなく否定していたのだが。私が思うに翌日タミフルの備蓄を閣議決定することが決まっており、製薬会社への配慮などがあったのではないかと思う。もし鳥インフルエンザの人的感染が始まったら、すさまじい勢いで感染が拡大すると予測されている。感染者にとっての唯一の手だては今のところタミフルしかないと言われている。危機管理の視点から政府のタミフル備蓄の動きは評価できる。しかし、タミフルと異常行動の関連性について国民の不安の払拭に最も積極的に努める必要があるが、安倍首相、柳沢厚労相、厚生労働省はあまりにも反応が鈍い。
 残念だったのは続く平野達男議員が援護射撃をするのかと思ったら、具体性のない政府批判で終わってしまったことである。安倍内閣の作った公約を大学生の論文並みだ、と言ったのは言い過ぎである。安倍首相が憤慨して根拠を述べよと言っても時間がないからと逃げてしまっては、誹謗中傷と受け取られても仕方がないだろう。昨年の平野達男議員の小泉との対決ではいい味を出していたのにどうしたのだろうか。私は以前、平野議員の質疑に感動してブログに感想を記載したこともあるだけに残念である。参院予算委員会の質疑の報道姿勢に疑問
 自民の片山虎之助議員が民主の小沢党首の資産問題を取り上げていた。悠々とした態度が目に付いた。発言力は安倍首相よりも重いように感じる。
 民主党にも桜井充のような素晴らしい人材がいることを発見できただけでも予算委員会を見ていてよかった。

桜井充ブログ


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ロシアの学校のイジメ:携帯動画でイジメの一部始終を録画 [ニュース]


ロシアの有力紙「コムソモーリスカヤ・プラウダ」ではイジメを受けた2人の少女についてリポートしている。日本のイジメは陰湿な傾向があるが、ロシアの方が凶暴というか暴走気味。

 取り上げられた記事をかいつまんで訳してみたのでここに紹介したい。

 14歳のナターシャと15歳のマーシャは2人ともチュメニという町に住んでいる。ナターシャは転校生だったが、学校でずば抜けた美しさが原因で妬みにあい、イジメを受けた。仲直りだと言われて呼び出され殴る蹴るの暴行を受け、イジメの模様も携帯の動画に撮影されたりした。イジメに耐えかねて8階の高層住宅から飛び降りたが、偶然目撃した隣人がすぐに救急車を呼んで一命を取り留めた。5日間意識不明だっが、意識を取り戻したとき、偶然に落ちてしまったとナターシャは話したが、携帯動画の存在が判明してイジメの全容が明らかになった。その後、イジメの主犯の3人のうち2人は町にいられなくなって引っ越していった。1人は謝罪をしたいとしているが、面会は当面見送られている。校長も辞任した。
 それからまもなく、再び衝撃的な事件が伝えられた。15歳の少女のマーシャもまたイジメの模様を携帯の動画に撮られていたのである。眼鏡をかけているからチュッパチャップスと言われ、モノを取られたり殴られたりした。
 ある時呼び出されて、首を締め付けられたり、髪の毛を刈り取られたりした。ナイフを首元にあてがわれ脅迫を受けた。挙げ句の果ては通行人からモノを取るようにし向けられようとされていた。奇跡的にその場に父親の車が通りかかり、全てが明らかになった。学校の先生は何も知らなかった。クラスの生徒は皆知っていた。警官はいじめた子から携帯電話を押収し携帯動画の存在を知った。イジメの映像を正視することは出来なかったと警官は語ったそうである。

イジメは日本固有のモノではない。日本のイジメは安倍首相が解決策を叫べばすぐになくなるものでもない。私たちの大人が他者への寛容な気持ち、弱者への労り、年長者への敬愛の念などを持つように自ら努力しなければ、子供たちの世界も良くはならないだろう。いまイジメを受けている子供たちには、とにかく学校時代を何とか生き抜いていけば、イジメをしてる連中とはいつかおさらばできることを理解して欲しい。社会に入ったら、イジメをするような連中にはろくな未来がないことは保証してあげる。万が一、金持ちの人生を彼らが歩んでも、弱い者イジメをして染み込んだケダモノとしての本能のせいで下克上を恐れていつも安心して生きてはいられないのである。心の中は常に平穏である試しがないのだから、彼らをうらやましく思う必要もない。


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北方領土・国後で兵士が反乱? ロシア紙報道<朝日新聞> [ニュース]


北方領土・国後で兵士が反乱? ロシア紙報道<朝日新聞>
2007年2月20日(火)21:09
 北方領土・国後(くなしり)島のロシア軍駐留地で昨年末、兵士ら約140人が反乱を起こし、3日間兵舎に立てこもる騒ぎを起こしていたと、20日付のロシア紙コムソモリスカヤ・プラウダが伝えた。北方領土がロシア本土の経済的繁栄から置き去りにされている実態が背景にあると見られる。 

 同紙によると、国後島ユジノクリリスク市郊外の兵舎で反乱が起きたのは、昨年12月22日。兵舎を訪れていた元兵士と当直将校がトラブルとなり、将校が発砲。元兵士が大けがを負ったことから、兵士らが激高し、将校らに殴るけるの暴行を加えて兵舎から追い出し、3階建ての兵舎を3日間にわたって占拠した。反乱の主導者数人が身柄を拘束されたが、多くは他の勤務地に移されたという。

 同紙は、国後島に送られる兵士の多くが、ロシアで差別的な取り扱いを受けることが多い北カフカス地方出身者で、元囚人や健康に問題がある者も多いと指摘する。これまでも住民への犯罪行為など軍紀の乱れが問題になっており、地元議会は先月、国防省に事態の改善を求めていた。

 ロシアの作家、チェーホフはシベリアを横断してわざわざサハリン島に赴き、現地で不当に扱われる囚人の現実をレポルタージュにまとめ反響を呼んだ。映画「ポチョムキン」では兵士の反乱は食事の中にウジ虫が湧いていたことからだった。反乱がきっかけでロシア帝国は崩壊し、ソ連が誕生した。今回の反乱はいったい何に結びついていくのだろうか。コーカサス地方の独立だろうか。現時点では絵空事にしか感じられないが、案外20年後くらいにはそうなっていたりするのかもしれない。
 コーカサス地方のイスラム教徒に対する差別と軍隊内のイジメは伝統的で日常的だ。反乱した兵士らは普段からモノのように扱われ、いつ死んでもおかしくない状況に置かれている。イジメによって死んでしまっても軍法会議にかけられることはないし、もし遺族によってかけられたとしても軍幹部の責任が取られることはまずない。この辺の事情はアンナ・プロトコフスカヤが詳述しているが、ロシア人の中では暗黙の了解というか常識だったりする。そういう意味では今回の反乱はよほど極限状況に陥ったからなのだろうと反乱した側に多少とも同情を覚える。
 それにしても、我が国固有の北方領土の住民は貧困の状況で中央政府から見放されている。広大な領土を持っていながら、不当に奪ったわずかな領土を返さないでおきながら、いい加減な行政を強いているなら、日本政府は早期返還を強く迫ってもいいはずではないか。

20日付のロシア紙コムソモリスカヤ・プラウダ(ロシア語)の記事
21日付のロシア紙コムソモリスカヤ・プラウダ (ロシア語)の記事(続き)


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